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地震や火災等の災害用備蓄品や非常持ち出し品の準備に

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明かりについてなるほどザ・備蓄

夜間停電時には明かりの確保が最優先

災害時の夜間停電は、平時に室内の照明が無い状態とは全く違う、真の暗闇となります。平常時はに隣家や街の明かりや防犯灯などの外部の明かりが多少は室内にも入りますが、災害による停電時は一切の明かりが失われて本当に真っ暗な状態になります。避難や家族の安否確認、救助といった一番重要な行動も何らかの明かりなくしては起こすことができません。

被災直後に必要な明かりと、被災後生活に必要な明かり


■被災直後に必要な明かり

地震等の災害により夜間に突然の停電が起こったときに、すぐに取るべき行動にはどんなものがあるでしょうか。まずは自分自身の安全確保、例えば落下や転倒物から身を避けたり、より安全な部屋に移動したりする必要があるでしょう。次に同居の家族がどうしているか心配になりその確認のために宅内全体を巡回し、もし異常があればその救助を行わねばなりません。このような初期活動に必要な明かりは、防災備品として保管場所に確保してある「そうろく」や「ランタン」などではありません。
停電と同時にすぐ手元にあるべき明かりなのです。
それは常時携帯している携帯電話やスマートフォンの明かりなどが一番手っ取り早いかもしれません。しかし、就寝時にそれが手の届くところにあるでしょうか、懐中電灯などを寝室に置いてあったとしても本当に枕元から手探りで確保できるところにあるでしょうか。
そう考えると、被災直後に必要な明かりは「脱出・避難用品」ページに掲載している「振動センサー付きライト」のような停電と同時に自動点灯するような明かりでなくてはならないことに気づきます。明かりの質や光量よりも瞬時に点灯するという速さが重要になります。


■被災後生活に必要な明かり

本サイトの想定では電気の復旧までに7日程度かかるとしております。
被災後の生活に必要な明かりはこの期間中ずっと夜の闇から救ってくれる息の長い、そして生活するに充分な明るさのある明かりです。
具体的には家族数や部屋数にあわせた数量のランタンや懐中電灯、そして夜間の生活行動に十分な明るさを持続的に提供できる電源(一番手頃なのは乾電池でしょう)が必要となります。
昔は停電と言えばすぐに「ロウソクとマッチ」を連想しましたが、ロウソクの光量は炊事などの作業には堪えませんし、トイレなどへの移動にも不向きです。それに加えて火災の心配もありますので、電池式ランタンなどの安全な明かりの予備程度に考えて置いたほうが良いと思います。


■日常からの利用をおすすめする電池式LEDセンサーライト

本サイトの目的は災害時のために備蓄を推奨することであり、その意味でこれは備蓄品とは呼べないかもしれませんが、前述の「被災直後」でも「被災後生活」でも活用できる日常使い製品に電池式のLEDセンサーライトがあります。
これは乾電池や充電池で作動する人感センサーを備えた小型のLEDライドで、主にクローゼットなどの物入れなど照明器具を設置していない場所でも人間がその前に立って利用する時間だけ明かりを灯してくれるライトです。
照度と人間の発する熱を検知して、周囲が暗くなって人間がその前に立つときだけ点灯するので電池を無駄遣いしないため、一度電池交換(或いは充電)すると何ヶ月も継続利用できます。
この製品、昔は物入れなどの利用を想定していたので低照度のものしか無かったのですが、最近はLEDや電池の量産化がすすんで、高照度のものが割と定価格で供給されるようになってきました。
こうなると、従来は100Vの家庭用電源で利用していた廊下や階段やトイレや玄関などの人感センサー付き照明器具の代用としても利用可能になって来たような気がします。
もちろん照度やセンサーの安定度などはまだまだですが、既設住宅にも配線工事不要で手軽にセンサーライトをつけたいというニーズには充分合致するので年々生産量も増えて来ています。
電池式ですので、災害時の停電でも全く問題なく動作します。しかも日常使いで利用慣れしているので突然の停電で慌てることもありません。さらに、日常使いしていれば災害時に必要な電池類もいやが上にもにローリングストックで補充されることになります。 先にも述べたように災害備蓄品とは言えないかもしれませんが、是非おすすめしたいアイテムの一つです。

充電式よりも乾電池式が優位な点は乾電池さえ補充してやれば継続利用できることです。その点充電式は停電が回復して再度充電できるようになるまで使えなくなります(もっとも、モバイルバッテリーなどから充電できれば別ですが)。
さらに製品価格が充電式よりも安価であること、それと、敢えて乾電池にすることで、定期的に乾電池を補充して使用期限が切れないうちに循環備蓄するローリングストックを促進できることです。
この点をもう少し捕捉説明するとこうなります。乾電池の備蓄は必要ですが、備蓄だけしてなにも利用しないと知らず知らずのうちに使用期限切れとなり、電池容量が足りなくなったり液漏れが生じて使えなくなる事があります。ですから、乾電池の備蓄はある程度定期的に使用して使った分だけ新たに買い足して補充しておくローリングストックが向いているというわけです。
乾電池式には単3電池のものと単4電池のものがありますので、自分が備蓄する乾電池の種類にあわせて用意するようにしましょう。


充電式のメリットは乾電池交換の代わりにUSBタイプの充電コードを接続するだけなので取扱が簡単だという点と、乾電池よりも電気代がかからないという経済性です。
停電時に充電されている電気を使い切ったら使えなくなるというデメリットも大容量モバイルバッテリーなどがありそれから充電できればよいわけですので、このタイプを通常使用する場合はモバイルバッテリーの備蓄も忘れないようにしたいものです。



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本サイトの災害写真の出展は「消防科学総合センターの災害写真データベース」によるものです




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