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上開き型の冷凍庫が防災上おすすめな理由

冷凍冷蔵庫

大型になればなるほど危険な冷蔵庫

ほとんどのご家庭ではキッチンに大型冷凍冷蔵庫が置かれているものと思います。はじめはコンパクトサイズのものであったても、家族が増えまたは成長するに従って大容量もものが欲しくなるのは当然です。

そして種類も定番の片開きから左右両用、両開き、スライド、幅広、薄型などなど消費者のニーズに合わせて様々のものが商品化されています。しかし、どの種類にしたところで大容量になればなるほど重量もおもくなりますし、高さも高くなります。
これは地震の際の転倒の危険という観点から見ればどんどん不利になるわけで、今は地震の際にもっとも気をつけなないといけないのはタンスなどの家具よりも大型冷蔵庫だと言われているくらいです。
高ければ高いほど重心の位置も上がりますから転倒しやすくなりますし、重ければ重いほど万一の際に人に与える衝撃も大きくなります。
ということで、こと地震に対する安全性だけから言えば、なるべく背の低い(つまり重心の低い)容量の小さい冷蔵庫のほうがベターなわけです。では、そのぶんの容量低下はどうすれば補えるかということで、冷凍専用庫を別置きするという考え方をご紹介したいと思います。

まだ良く知られていない冷凍専用庫

冷凍冷蔵庫と冷凍専用庫 冷凍専用庫はまだあまり馴染みがない方も多いと思いますが、外国では(特にローカルエリアにおいては)一度に大量買いしてストックする習慣があるので結構使われています。映画やテレビドラマなどでもよく見かけるのではないでしょうか。
日本でも、最近は冷凍食品の種類も増えつつあり、また共稼ぎのご家庭など週末に一度に大量の食品を買いだめする人も増えてきた関係で少しずつですが使う人も増えてきつつあります。

この冷凍専用庫を使うようになれば、今のように冷蔵庫に必ず冷凍庫が付く必要はないので、冷凍庫のない冷蔵専用庫というのがあってもよいのですが、いろいろ探してみても家庭用ではあまり見かけません。将来冷凍専用庫がどんどん使われるようになれば冷蔵室と野菜室だけの冷蔵庫というものが出てくるかもしれませんが。

背の低い上開き型冷凍庫

さて、この冷凍専用庫、普通の冷蔵庫のように食品の出し入れが簡単な前扉型と、扉を開閉する際に冷気が逃げにくい上開き型があります。
上開き型は、その利用方法からも当然ながら、高さは人間の腰ぐらいまでになります。つまり、どんなに大容量にしようとしても高さはせいぜい90センチぐらいにしかなりません。ということは必然的に重心が低い(それに食品を上から詰め込んでいくわけですから自ずと下の方に重心がいくわけです)ので転倒しにくい上に、万一人に当たったとしても被害が少なくてすみます。


停電時にも保冷庫として活躍

冷凍庫の中 さてこの冷凍専用庫、地震の際の被害を軽減というメリットの他に、被災後の食料を確保するという面でも大変優れています。
冷凍庫は冷凍効率を高めるために筐体自体の断熱性を非常に高くしてあります。つまり、停電後もしばらくは保冷庫として食品の温度を保つことができるのです。停電で冷凍能力は無くなっても、大量の冷凍食品を貯めこんである保冷庫があると考えれば、被災後の食生活にどれほど余裕がうまれるかしれませんね。

もちろん、停電期間が長くなれば長くなるほど庫内温度は上昇してきますので冷凍食品が解け始めるのは仕方ありません。しかし、上開き型は食品の出し入れで逃げる冷気も少なくて済みますし、下にある食品はその上にある冷凍食品そのものが保冷剤となりますので解凍がすすみにくいという利点があります。
よって、停電後においても上にある食品から順番に消費して行けばかなり長い間、食糧不足の心配をする必要がなくなります。ただ、冷凍食品には加熱処理済みで自然解凍後にそのまま食べることが出来るものもあれば、そうでないものもあります。停電後の解け具合によって食べ時や加熱方法などを確認しながら消費する必要があるのは言うまでもありません。

ただでさえ狭いキッチンにそんな物を置く余裕はないと言われるかもしれませんが、この冷凍専用庫、普通の冷凍冷蔵庫と比べてそれほど使用頻度は高くありませんから、なにもキッチン(及びその近く)に置かなくてはならないというものでもありません。コンセントさえあればダイニングでもリビングでも納戸のなか面所にだって置けると思います。
災害備蓄という観点から、キッチンの冷蔵庫をワンサイズ小さめにして冷凍庫を別置きするという方法があることも是非覚えておいていただきたく思います。


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本サイトの災害写真の出展は「消防科学総合センターの災害写真データベース」によるものです



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