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地震や火災等の災害用備蓄品や非常持ち出し品の準備に

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非常食として飴(キャンディ)が優れている点

非常食として飴(キャンディ) 災害用備蓄としては余りメジャーな物ではありませんが、場所を取らないくせに結構役に立ってくれる非常食のひとつに飴(キャンディ)があります。
一つ一つは小さいので、被災後の空腹や必要な熱量をこれだけで満たすことは到底出来ませんが、飴(キャンディ)には以下のような利点があり、余裕があれば是非備蓄品のなかに加えて欲しい一つではあります。

小さいので保管場所を取らない

小さいキャンディ 非常時のための保存食となると、どうしてもある程度の量を必要とするので、保管場所に苦労します。特に、非常持ち出し袋などに入れて準備して置こうとすると、その大きさが邪魔になり、他の持ち出し品が入らなくなることもあります。
その点、飴(キャンディ)は(パッケージに入った状態でも)小さいので、ちょっとした隙間があれば簡単に押し込んで収納することができます。
パッケージを破いて個装袋にしてしまえば、それこそどんな隙間にも入れることが出来ますので、リュックなどに非常持ち出し品を詰め込んだ際にどうしても出来てしまう余分な空間を利用して効率的に収納できるという利点があります。

賞味期限が長いので保存向き

賞味期限 飴は主成分が砂糖で水分も少ないので、非常に腐りにくい食品です。
これまでも、手提げバッグや机の引き出しの中にいつ買ったのか忘れてしまったような飴玉を発見して、それほど気にせずに食べてしまった経験をお持ちの方も多いことでしょう。
しかし、いちおう販売されている飴(キャンディ)には賞味期限というものがあり、その多くは製造後一年ぐらいに設定されています。
まあこれは賞味期限ですから、消費期限ではありません。それを一年ぐらい過ぎても気にならないという人も多いことでしょう。
それでも非常保存用として賞味期限5年間という商品も販売されていますので、気になる方はそういうものを備蓄されるのもよいかと思います。

カロリーと糖質が高く、素早くエネルギー補給できる

糖質とエネルギー 飴には炭水化物(糖質と食物繊維の合計)とカロリーが多く含まれます。
例えば、ノーベル製菓の「はちみつきんかんのど飴」の場合、一粒3.8g当たりで14.8Kcalのエネルギーと3.68gの炭水化物が含まれています。
一般的に小売されているパッケージ一袋の容量は110g(ということは約29粒)なので、一袋では約430Kcalとなります。さすがに飴だけを食事代わりにとる人はいないと思いますが、成人女性が一日に必要とする最低限度のエネルギー量(基礎代謝量)の38%相当を飴一袋でまかなえてしまうことになります。
カロリー以上に特長的なのが糖質の高さです。先程の「はちみつきんかんのど飴」はメーカーサイトにも炭水化物の含有量しか表示されていませんが、飴の場合は食物繊維はほとんど含まれていないため炭水化物中のほとんどが糖質ということになります。
ご存知のように、体内に摂り入れられた糖質はブドウ糖に変化して血液を通して体中に運ばれ効果的に疲労を回復させてくれます。疲れたときに甘いものが欲しくなるのはこのためです。
山中で遭難して飴と水だけで奇跡的に生還した人の話なども良く耳にされる事と思いますが、これなどは飴の糖質が疲労回復を促進し生きる気力を持続させた好例かと思います。

いつでも水無しで食べることができる

水なし 非常用保存食というものは基本的には水分を余り含んでいません。水分を多く含めば含むほど悪くなり易いので当然ですね。したがって、アルファ米、缶詰パン、ようかん、クラッカー等の非常食を食べるときには事前に水やお湯で調理するか、飲み物と一緒に摂取する必要があります。
しかし、飴(キャンディ)は違います。
水など無くても、どこにいても、動きながらでも食べることが出来るし、喉の渇きも一時的に癒やしてくれます。この「水無しで」というのは非常食として大きなアドバンテージの一つです。


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本サイトの災害写真の出展は「消防科学総合センターの災害写真データベース」によるものです



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