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地震や火災等の災害用備蓄品や非常持ち出し品の準備に

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なにかと便利なジャンプスタート機能付きモバイルバッテリー

本サイト【これからの備蓄は「乾電池」より「モバイルバッテリー」】では災害時のいろいろな場面で役に立つモバイルバッテリーを取り上げました。
そのなかで、日常使いには軽量で扱いやすい低容量タイプのモバイルバッテリーのほうが便利ではあっても、災害用備蓄という観点からは重くても高容量タイプをおすすめしたいという内容も含まれています。
また、【自動車の活用について】では、自動車が災害時の買い出しや避難所の代わりとして重要な役目を果たすことも述べています。

ジャンプスタートとは

今回は、この高容量モバイルバッテリーと自動車という2つのキーワードに関連する製品としてジャンプスタート機能付きモバイルバッテリーというものをご紹介したいと思います。

ジャンプスタートとは、自分の車のバッテリーが上がったときに他から電気を供給してもらって再スタートさせることを言います。
昔からよくやっている、他車に救援を求めてブースターケーブルを介して両車のバッテリーを接続してエンジンをかける方法が有名ですね。そのためのブースターケーブルを車に常備している人も多いことと思います。

しかし、ブースターケーブルがない、あるいは救援してもらう車が見つからないような場合は、JAFなどのロードサービスに電話して助けてもらうことになるわけですが、最近はロードサービスの作業員もブースターケーブルではなくジャンプスターターを使うことが多くなって来ました。
ジャンプスターターとは小型バッテリーにブースターケーブルがついているものと考えていただければ良いのですが、扱いやすく短時間で作業を終えることができるのが特徴です。
そしてこのジャンプスターターとして利用できるモバイルバッテリーがここに紹介する「ジャンプスタート機能付きモバイルバッテリー」というわけです。


車の故障

災害時に必要とされる理由

実は、本サイトの【被災体験記:気になるのはバッテリー残量】の中でも、車のバッテリーあがりを解消する高容量のモバイルバッテリーを準備しておく必要性が述べられております。
災害時にはガソリン等の燃料供給が滞るうえに、道路が混雑あるいは使用できないために車を使用する頻度がガタンと減ります。そのため車のバッテリーがあがりやすくなり、また同種の救援要請が多くなるためにロードサービスに依頼しても長い間待たされたという苦い経験からのものでした。

ロードサービス

Flylinktech ジャンプスターター

そこで、数あるジャンプスターターの中でも、必要最小限の機能を持ち価格もリーズナブルな「Flylinktech ジャンプスターター 12,000mAh」を紹介したいと思います。
形は写真のように一般のモバイルバッテリーを少し大型にしたようなものです。瞬間的に大電流を流せるようにしているので回路的にも複雑になるし、ジャンプスターターケーブルを接続する端子も必要ですし、車のトラブル時に使用するということで防水性や耐衝撃性も高めねばなりませんので、大きく重くなることは仕方ありません。
(重さは380gありましたが、Ankerの13,000mAhモバイルバッテリーが240gでしたのでそれ相応の重さという事です。)

ジャンプスターター
先端の防水カバーを開けると、ブースターケーブルの接続端子とUSB出力端子、そしてマイクロUSB入力端子が並んでいます。
USB出力は5V2.1Aですから、スマートフォンなどの一般的なUSB機器の電源として普通のモバイルバッテリーと同様に使用できます。

ジャンプスターターとして使用するときは、まず付属のジャンプスターターケーブルを端子に差し込みます。 ジャンプスターターにケーブル接続
このとき、ケーブル側のLEDランプが赤・緑交互に点滅すれば準備OK。そのあとケーブルの赤クリップを車バッテリーのプラス端子に、黒クリップをマイナス端子に接続し、30秒以内にエンジンを掛けます。エンジンが始動したらクリップを黒から赤の順で外せばそれで終わりです。とても簡単ですね。
ジャンプスターターの手順

本体にはLEDスポットライトもついていますので、夜間や暗がりでも作業ができます。また、ライトはストロボにもSOS発光にもなりますので、非常時の警告灯としても利用できます。

ジャンプスターターのライト
また、この製品にはシガーライターソケットアダプターも付属していますので、12V用の車載機器も利用できるようになっていますが、出力電圧が15V以上出ていますので、繊細な機器にはおすすめできません。ちなみに私のエアーポンプを接続してみたら凄い音をしながら動き始めました。まあ使えることは使えましたが壊れそうなのですぐにはずしました。

ジャンプスターターのシガーソケットアダプター
さてこの機種は電池容量が12,000mAh、ジャンプスタート出力が800Aのもので、4.0L以下のガソリン車または2.0L以下のディーゼル車が対象のようですが、より安定した高出力が良ければ高容量のものを選択することもできます。


これからの備蓄は「乾電池」より「モバイルバッテリー」

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本サイトの災害写真の出展は「消防科学総合センターの災害写真データベース」によるものです



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