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地震や火災等の災害用備蓄品や非常持ち出し品の準備に

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これからの備蓄は「乾電池」より「モバイルバッテリー」

モバイルバッテリー

しばらく前までは災害停電時の明かりといえば「ロウソク」が当たり前でした。
もちろんロウソクは今でも十分役には立つのですが、なんといっても照度が低いうえに余震の心配が残っているような場合は火災の心配があるので火を使うことにためらいもあります。
そこで、最近では懐中電灯や電池式のLEDランタンが被災後に明かりを得るための防災備品としてメインアイテムとなってきました。

もちろん、そのエネルギー源は電気、つまり停電時でもつかえる乾電池(あるいは充電池)になるわけで、ラジオなどでも利用できる乾電池は被災後生活には無くてはならないものとなっています。
しかし、最近その乾電池に代わり被災後生活の重要なエネルギー源としてモバイルバッテリーが注目され始めました。

モバイルバッテリーとは充電池を内蔵し、スマートフォンなどを外出先で充電できるインターフェイスを備えた機器のことで、携帯電話やスマートフォン、タブレットといった携帯端末の伸びと共に普及してきました。
モバイルバッテリーが内蔵する充電池は主にリチウム電池であり、ニッカド電池等がもつメモリー効果が無いため継ぎ足し充電がしやすく自己放電も少ないために、乾電池を利用した充電器よりも格段に使いやすく大きさも小さいため、スマートフォンを持ち歩いている人ならば必ず一台はもっているほどに大量に使われるようになってきました。

さて、このモバイルバッテリー、災害時にはこれ自身を充電するための家庭用電源が停電により使えなくなるわけで、停電後に活躍するエネルギー源としてみると、やはり乾電池の備蓄にはかなわないものと思われてきました。
それが最近は、乾電池よりもモバイルバッテリーの備蓄のほうが有効なのではと言われるようになってきました。

それは、モバイルバッテリーの高容量化と低価格化が急激に進んできたからです。
まだガラケーと呼ばれる普通の携帯電話が主流の頃はバッテリ容量が2000mAh程度のものが主体であり、またそれで十分事足りました。価格的にもその程度のモバイルバッテリーでも3,000円程度はしたものです。
ところが現在では5,000~20,000mAHのものが主流になり、20,000mAHの大容量でも3,000円程度で購入することが可能になりました。

さて、こうなってくると災害備蓄用としては、これまでどおりアルカリ乾電池を備蓄する方がよいのか、モバイルバッテリーを備蓄したほうが良いのか迷うことになります。
そこで両者を色んな面から比較検討して見ることにします。

モバイルバッテリーと比較するのは単3アルカリ乾電池とします。
単3アルカリ乾電池の電池容量は約2,000mAhと言われていますので20,000mAHのモバイルバッテリーと同等のエネルギーを得るためなら単純計算で10本分が必要という事になります。
Amazonベーシック 乾電池 アルカリ 単3形 20個パックが現時点で520円ですから10本で260円。同じくAmazonで販売されているPoweradd Pilot X7 20000mAh モバイルバッテリーが現時点で2,000円。

これだけだと圧倒的にアルカリ乾電池が有利のように見えますが、アルカリ乾電池からスマートフォンなどを充電するためには専用の充電器が必要になりますので、これで1,000円ほどの出費になります。

しかも、このような充電器の出力は1Aに届かない物も多いので最近流行りの急速充電に対応していません。よって乾電池をつかった充電は時間もかかる上にフル充電までは出来ないものも多いのです。

それに比べて、前述のモバイルバッテリーなら最大出力で3A、もちろん急速充電もフル充電も可能ですので災害時にもストレス無く利用することが出来ます。
加えてサイズも小さく、何度でも繰り返し利用できるうえに、保存時の容量低下もそれほど気にする必要がありません。
さらにアルカリ乾電池は保管期間が長くなればなるほど容量低下が大きくなる上に液漏れの心配(国産有名メーカーの商品を備蓄していたのが5年目にして液漏れしていた経験もあります)もあります。
リチウムイオンタイプのモバイルバッテリーなら一年に一回防災の日にでも補充電しておけばいいし、日常使いしたあとでもフル充電して備蓄用としてストックしておけます。

災害時の明かりとしても、USB給電型のLEDライトが安く売られていますので、このモバイルバッテリーを接続してやれば4~5日ぐらいはなんとか利用できるでしょう。
冬季の暖房補助としてUSBタイプの発熱ベスト(こういう発熱器具の場合は2A以上の出力が推奨されます)なども利用できますし、夏ならUSB扇風機など、これからもUSBを利用した災害用グッズがますます増えてくることなどを考えれば、これからの災害用備蓄としてモバイルバッテリーは益々重要視されてくるに違いありません。


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本サイトの災害写真の出展は「消防科学総合センターの災害写真データベース」によるものです



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