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地震や火災等の災害用備蓄品や非常持ち出し品の準備に

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雨水タンク+浄水器は災害備蓄の切り札か

ソーラーセンサーLEDライト

地震災害等でライフラインがストップしてしまうと途端に困難極まる被災者生活の始まりです。
中でも、水道と電気は日常生活の中で占めるウエイトが高い分、困り方も顕著になります。

それでもまだ、電気は夜の明かりさえなんとかなれば当面はしのげるし、復旧期間も他のライフラインと比べるとかなり早くなりますが、水道が被害を受けて断水が続くとなると本当に困ります。

本サイトでは「水について」でも詳しく述べているように、飲水としてはペットボトル飲料の備蓄を強くおすすめしています。
しかし、水というものはなにしろ重量も体積もある上に消費期限もありますので、ペットボトルをローリングストックで備蓄する方法が大変であることは否定できません。しかも、電気と比べて復旧にかかる期間も長くなりますので、頑張って備蓄したおいたとしても一週間も経過すれば給水車頼みになるのは仕方ありません。

長期断水にも対応できる雨水利用

そこでおすすめしたいのは、天からの授かりものである雨水の利用です。
これについても本サイトの「貯水タンク」で少し触れておりますので一部重複するかもしれませんが、屋根で受けた雨を雨樋から取水してタンク内に貯水する方法について述べてみたいと思います。
まずはペットボトル備蓄や風呂の残り湯などと比べて絶対的なアドバンテージを持つのが「継続性」です。
つまり、被災後も雨さえ降ってくれれば永遠に(つまり水道の復旧まで何ヶ月かかろうと)水に困らなくて済むということです。
しかも一度設置さえしておけば、あとはなんの手間も費用もかけずとも勝手に水を備蓄してくれているというわけです。

雨水タンクで確保できる水量を試算

まずは、雨水タンクでどの程度の水量が確保できるのかを試算してみたいと思います。

といっても、雨が多く降る地方とそうでない地方ではかなり格差がありますので、まずそこから考えていきます。
日本で年間降水量が一番多いのは高知県の3600mm、一番少ないのは長野県の900mmということですから実に4倍ほどの差があります。
全国平均は1700mmなので、それよりも少し少なめの愛知県(年間1500mm)を基準にして試算しましょう。
その愛知県でも月によって雨の降り方はだいぶ違います。
平年値でいうと9月が一番多くて230mm、12月が一番少ないくて45mmです。

では、全国平均より少し少なめの降水量である愛知県で、一番雨が少ない12月に地震災害で断水となるケースで考えて見ることにします。

降水量が月間45mmなので、1週間に一日だけ約10mmの雨が降るとものとします。
一般的な40坪程度の総2階建て住宅で、屋根が切妻、雨といが建物四隅にあり、そのうちの一本を利用して雨水タンクを設置する場合を考えます。

このサイズの住宅だと屋根の水平投影面積は72㎡ぐらいですから、縦樋一本あたりでは172/4=18㎡の水平投影面積で受ける雨が取水できる計算になります。
つまり18㎡に一日10mmの雨が降った場合に貯まる水の量ですから、18×1000×1000×10立方ミリメートル。
1リットルは100×100×100=1000000立方ミリメートルですから、180リットルの雨水が毎週一回貯まることになります。

ただし、ここで考えなくてはならないのが、雨水の取得効率です。
というのは、先程180リットル貯まると言いましたが、屋根で受けた雨水全てをタンクに取得できるわけではないからです。激しい風雨では軒樋で受けることが出来ずに屋根面からこぼれてしまうものもありますし、縦樋に取り付ける取水装置にしても上から流れてくる雨を全て取り込めるわけではありません。これらを考えると取水効率は6割程度と考えておいたほうが無難だと思います。
つまり、降った雨180リットル全てが貯まるわけではなく、その6割、つまり108リットルが一つの貯水タンクに貯まると考えて、これが被災後生活で使える雨水の量と想定します。

貯めた雨水の使いみち

さて、一週間に108リットルの雨水が貯まるものとして、これが被災後の生活でどのように役立つかを考えてみましょう。
実際に雨水タンクにたまった水を見るとわかりますが、かなりきれいな水ですので、そのままでも飲めそうな気もします。
が、もちろん空気中のホコリやゴミ、屋根や樋に付着している汚れ等を含んでいますので、そのまま飲料水として使うわけにはいきません。
ただ、手洗いや歯みがき洗面、ペットの飲料水などの雑水としては十分利用可能ですし、布等で少し濾してやれば(煮沸する)炊飯や煮炊きといった料理用としても使えるでしょう。
さらに、別ページでも紹介している「携帯型浄水器」を使えば、飲料水としても利用できるようになります。

このように携帯型浄水器も利用して、4人家族で一日あたり、飲料用として4リットル、調理用に6リットル、手洗い洗面用で4リットル、そしてペット用その他で1リットルとすると合計で15リットルになります。
これを一週間にすると、
15リットル×7日=105リットル/週
というように雨水だけでほとんどまかなえる計算になります。
しかも、雨水という持続性のある資源なのですから、大変心強い備蓄品といえるでしょう。

頼りすぎるのも危険だが十分戦力になる災害備蓄の切り札

そうはいっても、被災後に雨がほとんど降らない場合だってあるでしょうから、完全に雨水に頼りすぎるのも危険ですが、計算の前提条件をかなり厳し目の設定にしていることを考え合わせれば、十分期待できる戦力には違いありません。
マンションなどの共同住宅の場合は仕方ありませんが、こと戸建住宅に関していえば、雨水タンクと浄水器の組み合わせは災害備蓄の切り札的存在と言えるものかもしれません。

手軽な雨水タンク
手軽に設置できる雨水タンクがありますので、試しに設置してみられてはいかがでしょうか。

この製品は雨といからの取水装置や注水コックなどがセットになっていますので初めての人でも割合簡単に設置出来るものと思います。(雨樋が角型の場合は異型継ぎ手が必要になります)
大事なのは注水コックが地面すれすれではジョウロやバケツなどに受ける事ができないのでコンクリートブロックなどの台座をかませてやる事と、その台座上面(=タンクの底面)から雨樋取水部分までの高さを説明書通り正確に施工することです。

雨水タンク 100リットルタイプの場合
ちょっとした雨が降れば
一晩でタンクいっぱいの雨水がたまります。


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本サイトの災害写真の出展は「消防科学総合センターの災害写真データベース」によるものです



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