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地震や火災等の災害用備蓄品や非常持ち出し品の準備に

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洗濯についてなるほどザ・備蓄

「着の身着のまま」というわけにも

洗濯物

「山中に遭難して着の身着のままで一週間」と言う事なら仕方ありませんが、災害後の生活とはいえある程度快適に過ごしたいのであれば、洗濯をしたいと思うのは当然です。とはいえ、電気も水道もストップした状態で通常どおりに洗濯をするわけにもいきません。では、いつ頃からどの程度の事が可能なのかそして、どんな方法が効果的なのかを考えて見ましょう。

災害後の洗濯が困難な状況ついては
以下の3段階のケースが考えられます


  • 水そのものが入手難で全く洗濯できない
  • わずかに水も確保でき、少しは洗濯可能
  • 電気も復旧して洗濯機も使えるが、水は給水車頼み

■ケース1:水そのものが入手難で全く洗濯できない

シャツにスプレー画像

この状態での洗濯は無理なので、以下の点が重要です。


  • 普段から下着や靴下等の着替えの予備は十分に用意する
  • 使い捨ての下着等を備蓄しておくこと
  • 衣類の使用期間を出来る限り延ばす。
    方法としては、使用済み衣類に抗菌消臭スプレー等を噴霧して天日干しする。試しに、EMWの希釈液をスプレーして乾燥させる方法で、2枚の下着(シャツ)を交互に着替え、合わせて10日着用して見ましたが、臭いも気にならず一応OK。

■ケース2:わずかに水も確保でき、少しは洗濯可能

バケツの水

風呂の残り湯や給湯器のタンク内などにある程度の雑水がストックされていて、少しは洗濯に回せる水がある場合でも、非常に貴重な水ですので、次のような点に注意して手洗い洗濯をするようにしましょう。


  • 無駄な水を使わないようにコンパクトな容器を用いる
  • 予め洗濯物を漬け置きしておき汚れを落ちやすくする
  • すすぎ水を少なく出来る洗剤を選ぶ、又は使わない。
  • 洗った後の水も捨てずに便器の洗浄などに利用する

ちなみに手洗い洗濯の使用水量は洗濯物1Kg当たり10L程度と言われています。

■ケース3:電気が復旧して洗濯機も使えるが、水は給水車頼み

洗濯機

洗濯機が使えるようになったとしても、一般的な全自動洗濯機の標準使用水量は5kgで100Lくらいです。ということは一回洗濯するために18Lのポリ缶で給水車との間を6往復しないといけない訳ですから、やはり通常とは違う工夫や割り切りも必要ですね。
18Lポリ缶2杯分の水で済ませる非常時用節水洗濯として、以下の方法もお試し下さい。(あくまでも非常時の場合ということで)

漬け置き
18Lポリ缶一杯の水にEMW原液をキャップ3杯いれて、その中に洗濯物を6時間以上漬け置き(汚れを分解して落ちやすくする)。洗濯物の量はあくまでもその水で洗えると思う分量まで。
洗濯
通常使用する量の1/4程度の洗剤を入れて約5分洗濯する
脱水 
洗濯終了後そのまま約3分脱水する
すすぎ洗い
新たに18Lポリ缶一杯の水を入れてすすぎを約5分。
脱水
すすぎ終了後約3分脱水して終わり。
天日干し
多少洗い残りやすすぎ残りはあるかも知れませんが、非常時につき、我慢してそのまま干します。

ポリ缶1杯分の水で済ませたい超節水方法として、上記の洗濯時に洗剤を用いず、洗濯後にすすぎをせずにそのまま脱水、というシナリオもありますが。


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本サイトの災害写真の出展は「消防科学総合センターの災害写真データベース」によるものです



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